2023年8月20日
弁護士にコンタクトを取る方法として、
誰かの紹介か自分で探すか、どちらかのケースがほとんどではないかと思う。
前回の裁判では紹介という安心感に魅力を感じてしまい、色々な人に声をかけ紹介をしてもらったが、今回は自力で探してみよう。
ひとつづつ慎重に、全てにおいて自分の責任として進めるためにも。
まずはインターネットの弁護士ポータルサイトで8人を選んだ。
選ぶ基準は前回のブログに書いた通りだが、柔軟であることも忘れずに。
と言いつつ最後は勘で8人の先生へメールを送った。
2名が返信なし。6名は返信をいただけたが返信内容を加味し4名の先生に面談を取り付けた。
最初にお会いしたY法律事務所のH先生。
1時間無料枠なのを2時間かけてとても親身に話を聞いてくれた挙句、なぜか後日さらに1時間無料で会ってくれた。とても人が良さそうな雰囲気。
もう全てをお任せしてしまいたい。
いやダメだ。もう一人の私は少し弱腰で話す内容からも経験が少なそうな印象を受けている。
ただの相続問題ではない。何をしでかすかわからないあのモンスターと戦えるのか。
次にお会いしたT法律事務所のY先生。
共産党系の法律事務所であり、1時間枠は30分で終了した。
まずは調査の依頼をし、権利関係をはっきりさせないとなんとも言えないとのこと。ひとまず保留にしよう。
三つめはA法律事務所のW先生。
東京ど真ん中のものすごい大きなビルの上階にあり、迷って30分ほど遅刻してしまった。
私が持っていった書類を全てコピーしてくれたことも、話の流れで過去の事例を幾つか話してくれたことも、経験豊富そうで好印象だった。
メールや電話、zoomなど対応してくれるのもポイントが高い。
先生はとても貫禄があり怖い印象も受けるが、思考が軽快な感じがした。
あとで調べたところW先生は年下だった。
4つめは弁護士法人AのS先生。
面談申し込み時の女性の電話対応が強烈だった。
「すっごくいい先生、紹介してあげるから。私大好きな先生なの。忙しい先生だけどこの日のこの時間に無理やり予定入れとくから。」
溢れる特別感。とはいえ少しの不安を抱えながら期待して行ってみた。
S先生は時間に10分遅れてきたが、メモをとりながら「それで?ひどいね。それで?絶対許せないね!」間のいい相槌にのせられながら3時間近くもただひたすら一方的に話をした。
母のことから父のことから、なんなら生まれた時の話から聞いてくる。ついに正義の味方が現れたか。
最後に、「今日契約して帰ってね。じゃないと1時間の無料枠をオーバーしたお金払ってもらわないといけないから。」
事務の女性にさっと代わり、契約書を書かされそうになったがハンコを忘れたと言ってなんとか回避した。
親身に聞いてくれた分、ひどく騙された気分に打ちのめされながら、翌日オーバーした2万数千円を振り込んだ。
弁護士法人Aは他の弁護士事務所の倍近い金額だったが、当日契約を言われなければ弁護士法人Aに依頼してしまったかもしれない。
なんという自分の勘の頼りなさか。
ひどく疲れた。
もうこれ以上無料相談をする気には当分なれない。