2022年8月29日
家の建て直しをきっかけに起こった複雑な権利関係。
家と土地は一体誰のものになったのか。
これは家族間における 建物収去土地明渡請求 の記録です。
母の家を建て直した際の建築費用として
父の拠出が4000万円、姉が1200万円、私が300万円。
なんと姉が用意した1200万円は、母名義の土地を担保に銀行から借入したものでした。
家の建築中に母が姉に頼まれてサインしたものは連帯保証人の書類だったのです。
建て直しの仮住まい中に、土地の権利書を貸金庫に入れておくと言われた母は、姉に預けた土地の権利書がなかなか戻ってこないと姉に聞いたところ、母の土地が担保に入ったと知らされたのでした。
母は「せめてちゃんと言って欲しかった」と姉に訴えましたが、姉は「親は子供のためにみんなやってることだ」と悪びれる様子はありませんでした。
姉に違和感を感じた最初の出来事でした。
そしてさらに、海が見える喫茶店が併設された母名義の一軒家は取り壊され、そのあとに建った家は父(1/4)と姉(3/4)の共同名義になってしまっていたのでした。
これ以降、母の権利は姉に担保に入れられた土地だけとなり、家に住むためには毎月の生活費を入れなければならなくなり、母と姉の関係性は一変していったのでした。