2023年1月5日
1回めの話し合いから2日後、
母を残して一男叔父と周代伯母はそれぞれの家に戻りました。
1人残った母は、自分の家はここしかないと気持ちを新たに生活を始めましたが、再び姉夫婦が自室に引きこもって出てこない状態の中、いつも味方をしてきたはずの姉の夫から発せられた自分に対する罵倒の数々が頭から離れず、いてもたってもいられない日々でした。
話し合いから10日後の4月19日。
母は思考が混乱している状況のまま、いつも持ち歩くバッグを一つ持って一男叔父の家に向かいました。
着替えも化粧道具も何も持たず、ただただその場から逃げるように。
たった一つ、警察への捜索願いが再び出されないよう
「しばらく出かけてきます。」という置き手紙を残して。
そして、この日から二度と自分の部屋に戻ることはできなくなってしまったのでした。
気がつけばバッグの中に入っていたはずの家の鍵は無くなっていて、姉から渡された手紙も消えていたのでした。